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強迫性障害と潔癖症の決定的に違うこと5選【OCDを発症して15年になる人】
強迫性障害のみなづち(@minaduchi)です!
強迫性障害と潔癖症の違いが、いまいち分からないから知りたい!
潔癖症と強迫性障害って似ている部分があるんだけど、決定的に違うことが沢山あるよ!
この記事で知れること
- 強迫性障害と潔癖症の決定的な違い
- 自分は強迫性障害なの?潔癖症なの?
- 強迫性障害なのかの判断基準ってあるの?
強迫性障害(強迫症・OCD)のことについて、SNSで、2年近く発信活動をしていて、圧倒的に多かった質問はこちら。
強迫性障害と潔癖症って、何が違うの??
強迫性障害と潔癖症って、似たような部分も多くて、混合しがちだけど、大きく異なる部分があります。
自分が強迫性障害なのか、潔癖症なのか、悩んでいる方にも、お役に立てる内容になっているかと思います。
この記事を読むことで、強迫性障害と潔癖症の決定的な違いが、分かるようになるでしょう!
記事を書いている人のプロフィール
- 強迫性障害という精神疾患がある人
- 強迫の毎日→うつ病→不眠で精神崩壊→治療で回復
- 強迫性障害を発症して15年
- Instagramを中心に発信活動しているクリエイター
強迫性障害と潔癖症の決定的に違うこと5選
15年以上、強迫性障害に苦しんできて、次の5つが強迫性障害と、潔癖症との、大きな違いだと思ってる!
- ① キレイにする行為を好きでやっていない
- ② キレイにしろと脳に命令される感覚がある
- ③ 自分でキレイを制御できない
- ④ キレイにしているときに苦痛感しかない
- ⑤ キレイにしすぎて日常生活に大きな支障がでてしまう
キレイにする行為を好きでやっていないの、気になるなあ。
特に、「キレイにしているときに苦痛感しかない」と「キレイにしすぎて日常生活に大きな支障がでてしまう」は、強迫性障害なのか、潔癖症なのかの、大きな判断基準になると、個人的に思っています。
1つ1つ詳しく書いていくので、強迫性障害と潔癖症の違いについて、少しでも知ってもらえると嬉しいです!
キレイにする行為を好きでやっていない
「自分はキレイにする行為を、好きでやっているわけではない。」
これが潔癖症と、強迫性障害の決定的に大きく違う部分でもあると思っています!
潔癖症:自分が好きだから、キレイにする。言い換えると、自分の意志で、その行為を行う。
強迫性障害:自分が好きでもないのに、キレイにしてしまう。言い換えると、自分の意志に反して、その行為を行ってしまう。
潔癖症は、自分がキレイにしたいから、キレイにするという行為をするけど、強迫性障害は、そうでない場合が多い症状となります。
例えば、コップのフチの汚れが、少し気になるから洗って、キレイにしようとなるのが、潔癖症。
でも、強迫性障害の人は、その汚れを見たら必要以上に気になってしまい、洗いたくもないのに、嫌々でも洗ってしまう。それが、強迫性障害。
- その汚れでお腹を壊したらどうしよう
- その汚れが何かキタナイものだったらどうしよう
強迫性障害では、余計な部分もそんな感じで、想像してしまうことも多かったりします。
キレイにしろと脳に命令される感覚がある
「謎の強迫に、頭が、脳が、支配されてしまう。」
潔癖症は、自分がしたくないことまでは、好んでキレイにする行為はしません。
それに対して、強迫性障害は「キレイにしろよ。キレイにしろよ。」という、謎の命令のような強迫に、頭の中が支配されてしまいます。
その結果、その支配がおさまるまで、無くなるまで、したくもない行為を繰り返し行ってしまう。
「キレイにしろよ。キレイにしろよ。」の命令がなくなるまで、繰り返してしまい、キレイにする行為をしてしまうのです。
自分でキレイを制御できない
「キレイという状態の制御が難しい。」
潔癖症は、自分がキレイにしたいことをしているので、その行為が終わればおわります。
ただ、強迫性障害は、自分の中でキレイという状態の制御が難しく(キレイの意味が分からない)、何度もキレイにする行為を繰り返ししてします。
キレイにしようとしているのに、
- 何がキレイという状態なのか
- どういう状態がキレイなのか
分からなくなってしまうこともあって、頭の中がパニックになってしまうこともある。
なので、「あれ?本当にキレイになったのかな?」と考えるようになってしまい、そう思ったら再びキレイにしようとしてしまいます。
自分が納得するまで、キレイにする行為を何度も何度も繰り返し、キレイにするを永遠にしてしまうのです。
キレイにしているときに苦痛感しかない
「キレイにしているときに苦痛感がある。」
潔癖症は、自分が好きなことをやっているので、大きな苦痛感は感じません。
でも、強迫性障害は、自分がやりたくないこともやっているので、キレイにしている行為自体が苦痛です。
自分がやりたくもないことを、何度も繰り返し行っているので。
なので、キレイにする行為が終わった後の頭の中は、苦痛感と疲労感が残ります。
何十分も、何時間も、キレイにする行為を続けることもあるので、頭の中は、疲弊感でいっぱいです。
キレイにしすぎて日常生活に大きな支障がでてしまう
「日常生活に大きな支障がでてしまう。」
潔癖症は、キレイになれば、キレイにする行為が終わりになるので、日常生活に大きな支障がでることはないでしょう。
自分が好きでやっている部分もあるので。
それに対して、強迫性障害の人は、繰り返し同じ行為を続けていて、日常生活に多大な影響がでてしまいます。
- 学校や仕事に遅刻してしまう
- 睡眠不足になってしまう
- 周りの人に迷惑をかけてしまう
日常生活に大きな支障がでてしまい、日常生活がまともに出来ないようならば、強迫性障害の可能性も高いと思います。
自分が強迫性障害なのかの判断基準について
強迫性障害と、潔癖症の違いについて説明してきました。
ぶっちゃけ、医師でしか、強迫性障害なのかの判断はできません。
でも、ぼく個人的に、特に以下の2つについては、強迫性障害なのか、潔癖症なのか、判断材料になりうると考えています。
- キレイにしているときに苦痛感しかない
- キレイにしすぎて日常生活に大きな支障がでてしまう
この部分が強迫性障害と、潔癖症の決定的に大きく異なる部分なのかなって。
当てはまるのかと思ったら、強迫性障害の可能性もあるので、精神科や心療内科といった、専門病院に早めに受診することをオススメしたいと思います!
早め早めが大切。まじで。
まとめ:強迫性障害の症状は人それぞれ症状が違う
強迫性障害と潔癖症の大きな違いについて、5つご紹介してきました!
強迫性障害と潔癖症って、ぜんぜん違うんだね。
強迫性障害のキレイにするという症状には、たっくさんある。
- 手がボロボロになるまで、何十分も何時間も手を繰り返し洗ってしまう
- お風呂で身体を繰り返し洗ってしまい、何時間もお風呂から出てこられない
- 身の回りのモノを何度も何度も、必要以上に、多くのモノを除菌してしまう
自分ではキレイだと思っているのにも関わらず、でも何だか汚いと思ってしまうこともあるのも、強迫性障害の特徴でもあります。
自分がしたくもないことをやっているので、本当に辛い。まじで辛い。
強迫性障害の人が100人いたら、100人とも症状が違ったりします。
人それぞれ症状が違うから、強迫性障害という病気が理解されるのが、難しい部分があります。
人それぞれ症状が違うから、自分が強迫性障害と気が付かずに、どんどん悪化してしまうことある。
早め、早めの治療等が必要です!!
以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
みなづち(@minaduchi)でした!
またな!
コメントお気軽にどうぞ!